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シュタイナー実践がトータルにわかる

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人間の四つの気質今日はふと、
人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学という本を手にとってみました。この本は、良くも悪くも『少し簡単』でわかりやすい書きかたをしています。大抵の書物は、基礎的な知識がないとチンプンカンプンなのがシュタイナーですが、これは比較的そうでなくても読めるかな~ というもので、シュタイナー実践やシュタイナー教育に関心がある人が読むと、概要が広い範囲で分かるかもしれませんねラッキー
逆に、小説ライクに読める弊害として、何も理解できていない人が勝手な解釈をいくらでも持ち込める=その人独自の世界を再確認する道具に利用できる点がありますけど、シュタイナーが「簡単にしてはいけないのです!」と強く言っている所以(ゆえん)でしょう汗
何はともあれ(?)
・意志を強くする方法 
・自分を観察する方法 
・何を食べると良いか
 ということまで
結構、トータルにかじれる書物です。
良かったら読んでみてください。始まりのもんくは、

「人智学(アントロポゾフィー)は、実際的な思考の形成について語るために存在する」と言うと、奇妙に思われるかもしれません。門外漢はしばしば、「人智学は非常に非現実的なものであり、実生活に関らないものだ」と、思っているからです。そのような意見は、ものごとを外的ー表面的に考察することから生まれるのです。実際のところ、人智学は実際的な日常生活の指針となるべきものなのです。人智学は、いつでも感受性、感情に変容しうるものであり、私たちが人生に向かい合い、人生のなかにしっかりと立つことを可能にします。
 自分が実際家だと思っている人々は、自分が非常に実際的な原則に従って行動している思い込んでいます。しかし詳細に観察すると「実際的な思考」というのが、そもそも思考などではなく、教え込まれて習性となった判断、思考習慣を相変わらず続けているにすぎないことが、しばしばあります。皆さんが実務家(専門家)の思考を観察し、通常「実際的思考」と言われているものを吟味すると、その中に本当に実際的なものはほどんどないということが分かります。
 人々が実際的な思考といっているものは、「師匠はどう考えたか。以前にこれを作った人はどう考えたか」を範とし、それに従うことなのです。そのうおうなことに左右されない人は「非現実的な人間」だと言われます。教え込まれて習性となったものに一致しない思考は、非現実的だとされるのです。
 切手は郵便局の実務家によって発明されたのだと思うでしょう。そうではないのです。切手が発明されたとき、イギリス議会の郵政大臣は、「専門家でないヒルが提案するように郵送の仕方を簡単にしても、郵便物の量が増えるとは思えない。仮に郵便物が増えたとするとロンドンの郵便局ではさばききれなくなる、と語りました。「郵便物の量に合わせて、郵便局が拡大する」という発想はなかったのです。
ポツダムからベルリンへ鉄道が敷かれたとき、郵便局長ナグラー(1770~1864年)は、「私は一日に二両だけ、郵便車両をポツダムに走らせる。でも両車両とも満杯にはならないだろう」と予想しました。しかし、実際のこの予想ははずれて、大いに賑わったのです。
 このように、生活の現実派、専門家、自分を実務家だと思っている人々のところにはないのです。
 多くの人が自分の思考に閉じ込められています。

などなど、いかに既成概念に左右されているかが、
分かりやすく説明され、自らを教育する実践方法が書かれています。
この始まりの文句は、まったくタロット占いに関して抱かれるイメージともピッタリ来て、他人事と思えませんでした~。
まっ、仕方ないけどね~バッド

あっ、タロットによる毎月の運勢をやってくださっている方は、
同じことなので、わざわざ入手することもないですよ。
時間の足りない毎日を送っている人が、
この書物を読み込んで応用している余裕もないしね~(笑)。

コメント

  1. kazumin より:

    相手のタイプ別の対応の仕方が出来るときと忘れるときがあります<笑>ちょっと電車の中で読むくらいなら読んでみようかなって気もしました。でも、先にがばいばあちゃん読んでからにしよ☆

  2. yoshiko より:

    身についていることも多いので、実際に分かる点もあるはずやけど、「体で覚えた」ことやから、論理的に解釈しようとすると難しいかも。電車の中でちょっと・・は、どうかな~(^_^;)
    今は、『がばいばあちゃん』にしとき(^^)

  3. ubeyabura より:

    空間の中で、謎が謎につぐ
    時間の中で、謎が謎につぐ
    空間の境界のかなた、
    時間の経過の彼方に
    みずからを把握する精神だけが
    答えをもたらす。

    おまえ自身を認識せよ
    おまえの内面に世界を認識せよ。
    世界の流れの中で、おまえを認識せよ。
    ・・

    (「瞑想と祈りの言葉」ルドルフシュタイナー著 西川隆範訳 イザラ書房 より)

    既成の概念から離れて、直接人智学的な認識に向けて直接働きかけてくるものとして、この「瞑想と祈りの言葉」が結構自分は好きです。

    日々の実践としては、「人間の四つの気質」はとても分かりやすいと自分も思いました。
    ちょっと我慢して継続的な実践が難しいときには、心を落ち着けてじっくりと「瞑想と祈りの言葉」をかみしめてみると、アントロポゾフィーの香りを味わえると思います。

    どのくらい深く心に響くかは当然その人の経験や認識によると思いますが。それぞれの認識のレベルで、新たな認識への刺激を受けるのではないかなと思います。

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