この4年間はシュタイナー書で学んだ数々のことを実感する年になりました。私は雪マガを始めたときに「簡単にしてはいけないことがある」と思っていた。けれど、いつの間にか「私が良いと実感したシュタイナーから学んだ内容をより分かりやすく伝えたい」と思うようになり、ぷちタロという簡単なタロットの信ぴょう性を知ってもらうと同時に、メンタルを支えるものとしてシュタイナーから学んだ内容をイメトレとして伝えてみました。
そこでわかったのは「やっぱり簡単にしたら本当に必要なものが抜け落ちてしまう」ということ。簡単にすると都合の良い解釈が増えてくる。それを自分に適用させずに周囲に要求する人が増えるのも難点。それを踏まえて私が2022年の抱負にしたいことを書いておくとします。
2022年は、仕事を頑張るとか、お金を節約するとかいうことではなく、その根底にある精神的指針を一番に意識して守りたい。シュタイナーが抽象的と呼ぶのは、仕事を頑張るとかお金を節約するという目標の方です。現実は、コロコロ変わるけど精神的な世界に存在するものは持続させることが可能。精神的な支柱があれば、移り変わる現実に対応しやすくなる。
1.厳格なルールは自分の為にある
自分のメンタルコントロールや目標とする課題は厳格に厳密に守るよう率先するとしても、周囲の人には適用しなくてよい。あくまで成長したい、運を良くしたいと願う自分自身が守る指針です。だから一般的なマナーにしても守ろうと思える自分でありたいが、守らない人を批判しても意味がないのを忘れずにいること。彼らが自分から守れる人になれるかは彼らに任せる。
シュタイナーがいう厳格さは魂の力を殺すのは明らかでした。そこを忘れてしまうと周囲に要求が向き批判するようになる。真っ当な批判も自分にとっては全然よいことではない。心が乱れて集中できず、自分のために使える時間を無駄にしてしまい、時には自分が見たいようにしか周囲が見えなくなりました。努力をしているなどと思わず、自分が勝手にしていると思うことが大事😊
2.優しさは尊い
これは2021年に連続して見た夢で実感したことです。夢の中で深夜に突然助けを求めたり、自分の落ち度で迷惑をかけてしまったときに、夢の中の人物は「それ見たことか」と言っても良いのに、カバンごと忘れて来た私に、親切にお金の心配をして貸してくれようとしました。
ミスを咎めず心配してもらったとき、優しさほど尊いものはないと夢の中ですら強烈に感じました。その気持ちはずっと持続しています。私も、そうありたい。
3.今の言動・態度・対応が明日につながる
シュタイナーは考え抜いたこと以外は口にせずいるよう勧めていますが、それも実感しました。情報が足りないうちにアレコレ判断して動くと、後悔の念が残りました。自分の心に残る残念な気分もあるけど、間違った言動や態度や対応をされた相手やそれを見た人の中に少なからず印象は残っていきます。それが彼らの中で生きた実感になる。それは力を持つでしょう。
だったら判断材料をできるだけ集めて、もし判断材料が足りない時に判断する必要があるのなら、明日につながるという覚悟を持っていなければと思いました。
正しい対応をよく考えて行わないなら、同情もプラスではなく一部のユーザーさんの弱点を引き出すことにすらなったと後悔しました。自分の言動は周囲に影響して生き続けます。修正はとても大変で不可能な場合もあるかもしれないと思うと、すごく重要なことでした。
この3つの抱負は並行して守ることが出来ますし、その必要があるので2022年は魂の力を出し切れればと思います。もちろん、Golden Dawnタロットは常に細かなサポートとして大いに活かしていくつもりです。
この3つは「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」のあらゆるページに浸透しています。高橋巌訳がお勧めです。回りくどいほど意味を落とさないように訳してくださっています。