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教養人の科学

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不思議なもので、慣れると楽しく繰り返し読みができるもんですね。
最近は毎夜、「現代の未来を生きるのに必要な社会問題の核心」
を読んでいます。
シュタイナーは、何にせよ自分が思ったことの為なら、
必ず、現実にその環境に飛び込んで体験する人で、
当時は、プロレタリアートの労働について書いているのですが、
労働者学校の教師を務めたり、実際に経験して感じた内容です。
それは、世界大戦前に書かれた危機感なのですが、
今の日本の状況と不思議と近く感じて仕方ありません。例えば、

中世の職人は、人間的に仕事に結びついていたので、自分が社会の中で生きていることに生きがいを感じていた。

とあり、その頃から資本というものが大きくなり、仕事と精神がつながりをもてず
労働者は機会のパーツのような働きをするようになる姿が見て取れました。そして

現在、目の前にある諸事情は、高い教育を受けた人達が非科学的に生活しており、おろらく科学的知識がないであろうと思われているプロレタリアが生活信条を科学的に方向づけて生きている。教養人は科学を学んだ。その科学は教養人の魂の中の書棚にしまい込まれている。

という箇所を読んで、
その頃と今と基本的には何も変わっていないものなのだなぁ~と感じました。
この労働者階級の「科学的」とは、高い教育を受けた人の科学とは違い
「唯物論的に考えて生きている」ことを言うのだと全文を読んで思う。

凄い人の話を聞くと、精神的な信条が強いし
生活レベルの高い人になるほど、健康志向でベジタリアンだったり、
社会的な知識や法と、個人的なことを分けている・・という感覚でしょうか。
それが、科学を書棚にしまい込んでいるという意味でしょうね。

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