★2003/10月号★雪の重さに耐える愛する心 ■□■□■
【認識の小道】
素直な喜怒哀楽【たんぽぽ】 *:・°
ゲーテの言葉 ☆彡
後記・・・
□■Active Tarot Reading☆
お久しぶりです。お変わりありませんか?
1回分、抜けてしまって申し訳ありません。
秋は短いもの。あっという間に師走になってそうです。
そうなれば、もう来年のことを考える???
あぁ、ダメダメ!
今から最後の追いこみにベストをつくすのみ。
・・・でないと、来年も再来年も同じことの繰り返しですよ。
ファイトね☆
|●タロット&神智学 の智恵
|【認識の小道】
「頑張るって、どういうこと?」そんなん
キツイことを黙ってやるから、頑張っているというんですよネ。
雪マガジンは、自分の意志で頑張っている人。
頑張ってて、ちょっと休憩してる人、に向けてのメッセージです☆
シュタイナーの神智学の最終章『認識の小道』は、
神秘道を目指す人に向けての、彼のメッセージでもありますが、
生きていく上での思考術としても、とても優れています。
神智学は、筑摩書房から1000円くらいで文庫本が出ているようですので
是非に読んで頂きたいものです☆
今回も、『霊』『霊界』という御解を招きやすい表現があります。
初めてご購読される方、もしくは復習、神智学的思考の基本は
(雪マガジン・バックナンバー「魂の区分」「魂の区分2」2003/6/13、7/3)
>>引用の(*)印は、復習すると解りやすい部分です☆
さてと。。。
シュタイナー神智学にしてもタロットにしても、
大事なのは、発散する考えじゃなく、その逆で、
周囲から何を受け取るか!ということです。
病気で入院しているなら癒すことが大事。
でも病気が回復したら、癒すのでなく、体力や抵抗力をつけることが大切です。
体力や抵抗力をつけるのは、ある程度、しんどいことなんですよ、これは・・・。
それを、ストレスになるから・・・、と
発散したり休むだけでは、日陰のモヤシ人間になっちゃいます。
けれど頑張って体力をつけた暁には、昨日の坂道も登れるようになるのです。
雪マガを読んでくださっている方は、理解して頂けると思いますが、
下の引用が、相応しい考え方です。
神智学P.189 (*)
「ああ、なんて苦しいんだろう」とか「本当に嬉しい」とか言うだけでなく、自分にその苦悩がどう語りかけてくるか、その喜びがどう語りかけてくるかをも、常に考えるべきである。
以前の彼は、特定の印象を受けとると、その印象が彼を喜ばせ、または不快な気持ちにさせたという理由だけで、特定の行動をとり、それに反応を示してきた。しかし彼は快と不快とを彼の器官にする。
神智学P.190 (*)
人間は、思考する存在である限り、すでに霊界の市民である。認識に際して、真理の永遠の法則、霊界の法則に従った方向に思考を推し進めることができなければならない。なぜなら霊界は、そのときにしか、霊的諸事実を開示するために彼に働きかけることができないからである。絶えず自分の求めるままに思考する思考内容だけを信頼しようとする人間は、真理に達することがない。
上の2つの引用は、同じ意味です。
スポーツでも、暮しでも、夢を追うにも、
結果を信じて苦しい練習(状態)に耐えて頑張ります。
それをしたからと言って、金メダルを取れる確約はないのに・・・です。
苦しい印象のことは避ける、辞める、という行動に即移さず、
また、単に我慢するのでもありません。
快と苦からの語りかけを捉える思考習慣をつければ、
結果が出ることを信じて。それだけ目指して。信じた練習に励む。
そんな生産的考えが可能になるのです☆
神智学P.193
思考のために努力すると同時に、行為のためにも努力しなければならない。何が私に良い結果をもたらすか、どうすれば成功するかと問うだけでなく、何を私は善なるものとして認識したのか、と問うこともできなければならない。
結果を得るために、どういう手段を取るかは沢山の選択ができます。
だから、他人を利用してでも、騙してでも・・というのや、
どんな状況であれ、自虐的な奉仕もナンセンス。
小さな打算でも、それが貴方を縛ることになるでしょう。そのように失敗する原因は、
結局は、楽に願望を達成したいとい気持ちから陥るのです。
神智学P.194
人はいうかもしれない。
いくら志を立てて、真なるものの掟に従おうとしても、そうした意図は私にとってすべて何の役にも立たない。真なるものなどといっても、恐らくは迷うだけだ、と。しかしここで大切なのは努力することであり、基本的な心構えなのである。迷う者といえども、真なるものを求めようと努める限り、自分を間違った方向から引き戻す力をもっている。
この力が迷いの中にいるときにも彼を捉え、正しい道へ導く。正しい道ばかりは歩けはしない、という非難の中に、すでに障害となる不信感が見られる。それは真なるものの力を信頼していないことを示している。なぜならここで重要なのは、自分の利己的観点から目標を決めるような思い上がりを捨てて、没我的態度で霊(*)に方向を決めさせることなのだから。
|親友の言葉を引用しますと___、
「今の自分やったら、アプローチすることも決して恥ずかしくないぞ!」
という気持ちで、目指すことにベストを尽くせる精神だと思います。
結果主義ではダメなのですよ☆
結果のためなら、悪い考えも実行する人。
結果をだす自信がないから、あきらめて過ごす人。
チャレンジに相応しい努力を全然していず、
何もしないのに結果だけを信じる人。。。。
恥ずかしくないだけのことは努力して成長し、
『可能』を目指してチャレンジする!何度もチャレンジする!
結果がどうなるかは、
恋も仕事もタロットも、最後は自分次第。
『納得できる状態にする』『後悔しないこと』☆
私は、タロット習得を勧めるマガジンも発刊していますが、
要は、使えるようになることが目標であるなら、
◆使えるようになるのを目指して、
◆感情のコントロールを覚えたり、
◆なかなか読めなくて、不安に耐えて自分を見つめたり
◆自分なりに思考錯誤にベストを尽くさねば!
という
『生産的な思考内容を持つ』ことが最重要課題です。
神智学 P.199
雲の上を歩くことばかり考えて、生活を忘れるのは悪しき認識者です。真の認識者はすべてのものに対する透徹した洞察と正確な感受性を人生の高みにおいて獲得し、それによって事物のひとつひとつに正当な位置づけを与えることができるのである
神秘道であれ、タロットであれ、ナンであれ
机の上だけで成功することは出来ないということですね☆
スポーツでも芸術でも人間関係でも、人に生まれた限りは、
実践的に学習しないと何もできないのん!
ただ、『頑張ると言う言葉が嫌い』という意見もよく聞きます。
苦しそうな感じがするから・・・って、そりゃ苦しいけど、
でも、時には楽しいもの
100%苦しかったら出来ないでしょうし、
普通に生きてるだけで、頑張りでもあるでしょうし、
それ以上に目指すものが持てれば喜びでもある。
ただし上を目指せば苦しみや挫折もついてくる。
嫌だとか、どうとかじゃなく、そういうものだと知ることが大事☆
神智学 P.198
われわれにとって決定的に重要なのは、”心構え”である。どれほど遠くまで歩いて行けるかは、われわれの能力次第なのかもしれない。しかし正しいと思ったことだけを行い、他のことは成り行きにまかせればよいのだ。
”他のこと”とは、成功や成果のことでしょう。
信じることを、1日1日誠実に行うのみです☆
『Easy come, easy go』
楽に手に入れたものは、すぐに失われてしまう。。。
そこから始まる気がします。
余談ですが、
「幸運で成功した人もいるだろう」と人は言いますが、
でも運なんて十分にやってきたことに対して、最後にあれば幸運ですが、
強運を背負うということは、予想よりも遥かに苦しいものです。
成功の過程で強さを手に入れる時間もない強運の人は、
自分を維持するだけでも困難ですし、自滅と背中合わせです。
そう思えば、強運でない人が、時間をかけて
徐々に目標を達成するのは、ひとつの幸運ですよ!
強運と幸運は、ニュアンスが少し違うのが実際なのでっす。
では、ご意見・ご感想があればお聞かせくださ~い。
Ohenji Guest Book~☆
●引用したシュタイナー書物
* 神智学/筑摩書房
■ルドルフ・シュタイナーとは■
1861-1925年。
教育学・医学・農業・建築・社会論などの分野に
業績を残した哲学博士です。
単なるカルトおじさんではなく、ヨーロッパでは
教科書にも乗るほどの人ですので、安心してお読みください。
*;*;+*+ *:*’*+
|●実践経験&素直な言葉
|<<たんぽぽ>>
親友が タンポポの詩をメールしてくれた。
少し前に あるWebサイトで 小説が掲載された親友なんだけど。
私もお返しに 私のタンポポの印象を贈ろうとしたが、
そうすると 何もしらないことに気づいた。
それでは・・・と、
HPで、タンポポの生態や種類や 他の人の書いた詩を読んでみた。
でも やはり テーマや書き方を決め 書こうと思うと書けない。
作家さんや、アーティストの皆さんなど、
書くことをしてらっしゃる方はホントに凄いと思いました!
だって 知らなかったら書けないものネ☆
書こうと思う所から、ずっとずっと掘り下げて行き、
ひとつのことを理解しようとし、そこからくる感覚に注視する。
単なる感情に終始することより ずっと面白い。
シュタイナーのいう経験のひとつです。
経験って、こんな風に面白いよね!
観察したい対象を 自分がどう思うかは後に残しておいて、
まずは そのもの自体を知ってみる。
それが 「頑張る」 なんだと思うんだよねぇ。。。
でもね、そしたら本日、雪マガを書いているとき、
偶然に開いてみた
”デーテ的世界観の認識論要鋼”(筑摩書房)P.176の、
「原植物と個々の植物種について」で
タンポポが図解入りで、細かく説明してあり驚いた。
こういう小さな偶然と喜びは、
私への語りかけのようで嬉しいものです☆
書ける という結果が出る前にも
小さな喜びや進歩が 後押ししてくれるのです。
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|●ゲーテの言葉
高貴な人間が何百年にもわたって
自らに等しいものに働きかける。
善き人間が目指すものは、
人生という狭い空間の中では到達できない。
それゆえに人間は死の後も生きて
生きていたときと同じように働く。
善き行い、美しい言葉を求めて、
死ぬほど努力したように、いまや死ぬことなく努力する。
芸術家よ、君は限りない時を貫いて生きる。
不死を楽しむがよい。
Johann Wolfgang von Goethe(1749-1832)
ドイツの文豪。
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・・・・・・・・・後記・・・・・・・・
なんだか疲れだしたら(?)虫の夢を見るのが定番。
とうとう4日目に突入。
でも、いつもこのあたりから開き直り、
”記録をつくってやる” と意気込みだすが最長で1週間である。
4日目は、クモだらけの夢だったが、
3日目は、動体はオクラで頭と手足がカマキリの虫が、
卵から幼虫まで、部屋にウヨウヨいて、
手足に噛みついてきて離れない・・・、あの感触ったら。
神様、本日5日目も臨むところですが”ゴ”だけはヤメテね☆
「皆さん、祈っててねん♪」
発行人: Active Tarot Reading 佐藤 よし子
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