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アントロポゾフィーって?

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本文の1番最初「条件」という項目の始まり

『どんな人間の中にも、感覚的世界を超えて、より高次の諸世界にまで認識を広げることのできる能力が微睡んでいる。』

という見解から始まります。

認識とは、そのものの認識器官に依存しており、他の生物にとって実在する世界でも、触覚しかない生き物にとっては触覚で感知できない世界は存在しないことと同じです。そのように存在の全体が人間の五感により認識可能なわけではなく、新しい器官(眠っている期間)の発達により、より高次の認識が広がるというのです。
 なるほど、私達は、いかに医学が進み一定の数値により、どのような心理状態であると言った所で、身体に現れた現象を参考にしているにすぎず、心理や魂、生命といったものは、ほとんどつかめません。

しかし、それを人間にまどろんでいる能力の開発により魂それ自身から把握することを可能にし、存在の全体を感知する可能性を示しているのです。心の状態などを体の器官に現れる変化から推測するのでなく、魂そのものから把握するのです。
 心理のみならず、ノーベル賞を受賞された小柴博士のニュートリノなんていうのも、本来、捉える事のできないものでしたしね。しかし特別な機器を作りだし、感知することに成功しました。今までは、確認されなかったものです。そういう例えで如何でしょうか?

存在の種類には、一部が五官で感知されながら五官で感知できない部分も含んでいるもの『人間・動植物』などや、全く五官で感知できる部分を含まず新たな認識器官のみに作用する存在、そして完全に物質で把握できる完全体『鉱物』界があると書かれています。(シュタイナー選集1:神智学 参考)

『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』
 という特種な題名のついた書物のこと。。。。
隠れた部分を含め全体が認識できることを目指す
のですが、まず

②見えている部分を併せ持っている存在 【人間・動植物】を課題にする

③その為、自分を含めそれを認識する為の訓練を徹底的に行う
…..という【手順】になっています。

最終的に、認識は足場の一切ない所にまで及びますが、日常的な五官の足場のある所で安定の保てない人は、決して足場のない高次の段階での判断はできません。自分を見失わない為に、勢力的に日常的場面での努力課題が出されています。
 知性で考えれば簡単におわかりでしょうが、物質界の事柄をいくらか含んでいる存在において進めるなら、間違いは物質界において訂正され(間違いに気づく)ので、『五官に作用する部分をもつ存在の見えない部分』の研究を初めとするわけであります。それが把握できないのに、全く五官以外にしか表出しないものが正しく認識できるわけあるまいということなのです。

 その為、聞いたもの、見えること以外にも隠れた部分が沢山あることに注意を払い、表面だけをみて一喜一憂して、安定した認識器官が育つのを妨げないように意識するなどして、安定した自己の基盤を築くことに取り組む内容です。

それらは一般的なプラス思考の高次の段階とも言え、表面的に現れた部分だけに左右されることからの脱却ともなる実習です!
まさに、内容&実践課題が、一般的な私達の人格を強化し社会で活躍するのにピッタリのことであったので、ご紹介していると言う訳です☆

そして最終的に
可視の部分を全く持ち合わせていないものの領域

五官に全く作用してこない存在の認識に至ることになります。【霊界】

全体イメージを掴むための参考になりましたでしょうか?関心をもって頂けたら嬉しいです。

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