★2003/6月号★雪の重さに耐える愛する心 ■□■□■
【魂の区分】
素直な喜怒哀楽【足し算の思想】 *:・°
シュタイナーの言葉 ☆彡
後記・・・
□■Active Tarot Reading☆
南から順に梅雨入りですね。
いきなりですが、
シュタイナーとタロットの共存で、勇気と覚悟が得られたことは
自分を持て余していた私にとって奇跡のようなものでした。
今回は、至って素朴に?素直に
私の考える人生と幸運の発見法について書いてみたいと思います。
発刊し始めの頃に、
求めていたマガジンに出会った・・・とか、
感動と感謝のメールを頂けたこと・・・。
そんな方々は、どうしているかと懐かしく思いだされました。
私も4年前より成長しました。皆さんはいかがですか?
|●タロット&神智学 の智恵
|【魂の区分】
私の意志と行動の中心となっていること
「モチベーション」は、
数々の失敗を期に、幸せとは何かを考えるようになり、
本当に自分の得たい幸せを考えた結果、
シュタイナー実践とタロットの共存を得て
「目標を目指して一日一日進んでいくことを試せば
それが得られる可能性があると感じられたこと。」
それをしないと私には、絶対に偶然の幸運はないと思いました。
なぜなら私の失敗は、
・目標について具体的に考えない
・行き当たりばったり
・軽率 ・焦り
・依存心 ・依頼心
によっての行動、
「自分にとって何であるか」という感情に振り回されていたから。
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するかP.43
怒ったり怒らなかったりすることが、自分以外の
何かに依存しているとすれば、私は自分自身の主人ではない。
以外の何物でもなかったと、徹底的に知ることになったからです。
幸運に執着するなら、新しい生き方を覚悟するしかなかった。(笑)
それから神智学やその他の書物で猛勉強しました。
しかし気持ちだけを鍛えることはできないと思います。
気持ちを強くするには、
・世の中で経験することを正しく考え行う実践
・人間の感情のメカニズム、思考方向を知ることが大切です。
そして、思考方法や知識と実践は全く関連して進めます。
得た思考方法をもとに、
世の中で経験する物事を実際に判断する訓練です。
|神智学による【人間の本質】
を簡単に書きますので、生き生きとイメージして下さい☆
人間は、
・体
・魂
・精神(シュタイナーは霊という) の3つから出来ているとします。
——
《体》
外界の素材で構成され感覚によって観察できるもの(肉体)
《魂》
自分の世界として、自身の内部にあるものと結びつけ
それによって、気に入る気に入らない、快と不快
喜びと悲しみを、事物から感じ取るところのもの
■以下に分かれる
┏
1.感覚魂…一般に私達のいう感情(衝動、欲望、情欲etc.)
2.悟性魂…思慮、思考内容
3.意識魂…反感共感から独立した真理に関わる
┗
《精神(霊)》
魂の影響を超えた、事物自身の意味
事物自身が自ら保持しているもの
………それが人間。
人間は星空を見上げる。…体の器官
魂が受ける感動はその人間のものだ。…魂(感覚魂)
しかし彼が思想として精神にて把握する星々の永遠の法則は
彼にではなく、星々自身に属する。…精神(霊)
★精神とは、ただひとつの真理・真実・本質と解釈します。
等々、人間の構造を3つの関連などを含め
徹底的に1冊の本に書いているのが「神智学」である。
最近、脳の専門家が書いた
【バカの壁】という本が売れているらしいですね☆
”話しが通じ合わないのは、そこにバカの壁があるからだ”
という。。。。
私は読んでいないのですが、先日、TV番組に
作者が石原都知事と共に出演していて話しているのを聞きました。
彼は、体こそ個性であり、体を鍛えることの大事さを述べており
精神には個性(違い)があってはならないという意見でした。
都知事も、体を鍛えることの大事さは理解の上、
しかし、感情や精神は個性があり生まれつきのものばかりでなく
育った環境などにより違いがでてくると主張しました。
>> その違いは?
この作者のいう体とは、「生まれつき備わっているもの」で
《体》 肉体&動物レベルの感情(魂)…個性・違い可能
《精神》 ただひとつの真理・真実・本質
という解釈でしょう。
これらについて詳しく理解するには、
| シュタイナー 心理学構義/平河出版社¥2300—-
この中でシュタイナーは、自然科学・生体学から
単純に置きかえられた心理学を指摘しています。
バカの壁の作者は、生体学の脳の専門家なので
このような解釈をされるのでしょう。
心理学講座は、興味があればとても面白い書物です!
|——————————————
きっと著者の言う精神とは、愛や真理のことなので
それを、個人の感情の違いで扱っては危険という発想。
それこそ世界に平和や調和はなくなります。だから★
精神に個性を求めてはいけないという”言葉”になります!
彼は、都知事の
「感情や精神は生まれつきばかりじゃなく環境などにより違いがでる」
という意見に、
「感情でも色々ある」と言いましたが、それは多分彼が、
シュタイナーのいう”悟性魂”の ある辺りからは、
精神に分類しているのだと思われます☆
●一方、石原都知事は、精神を考慮していませんが、
これがもっとも一般的な思想です。
《体》 肉体、身体器官
《魂・精神》 好き嫌い等の感情・それによる考えを漠然とそう呼ぶ
読み進めて頂くと理解できると思いますが、同じ見解だと感じます。
【バカの壁】があったのでしょうか?考えてみましょう。
周囲をガラスで囲ってある土俵があります。
それぞれが、自分の土俵に登っていますが、
土俵のガラス囲いは、それぞれに
・うすい黄色
・水色 ・赤 などと色がついてるとしましょう。
色ガラスを通して見ると、赤いものがが青に見えたり、
双方のガラスの色があり、正しく判別できませんd(^-^)ネ!
正しく判別するには、透明なガラスを通してみるべきです。
それから、赤の考え、青の考えそのものを未知ものとして
根本をキチント知らなければなりません。
土俵の違いに無知であることが、理解を妨げるのです。
■これは人生の幸福や人間関係の平和にとても重要です。
なぜかと言うと、同じ結論である事が理解できず
同じ者同士が、戦うことになりますし、
感情は、その者独自のもので1つとて同じものがない訳ですから、
それを通して判断すれば決して同じにならないのです。
>> 理解するには
感覚魂は肉体と一体化しており
五感から来る印象を自分の世界で判断するのですから、
簡単に言えば、 外界での経験時に、感覚魂(感情)を超えて
『悟性魂や意識魂』で判断する訓練をすることなのです。
【魂の種類】(参考)
┏
1.感覚魂…一般に私達のいう感情(衝動、欲望、情欲etc.)
動物と同類、個人独自のもの
2.悟性魂…感情に盲目的に従う事ない思慮、思考内容
3.意識魂…反感共感から独立した真理に関わる
┗
●平和について考えるとしましょう
他国の戦争をニュースで見た人の感情
身内の他殺体を間近で見た経験のある人の感情
マザーテレザの本に感動した人の感情etc.
これらは感覚魂です。
それぞれの気持ちによって様々な意見を持たれるでしょう。
感覚魂に個性はあってしかるべきです。
●では、これらを悟性魂に持ちこむには智恵が必要です。
悟性魂は、感覚魂と意識魂の間にあり、
感情に従わせるなら、
その思慮は、自分の感情を満足させるために尽くすでしょう。
正しいと思う事の為に、命を粗末にまでします。
(本来は、奪うことも、奪われることも尊重できません。)
現在、悟性のほとんどが感覚の欲求のために働いていると言われ
船舶・電話・IT・鉄道etc.。。携帯、リモコン、コンビニ、ATM。。。
人間の多大な知性のホトンドは、食や感情の満足に使われています。
しかし!
悟性魂は、意識魂という真理を把握する器官とも結びついており、
真理について考えることもできます。
神智学P.52
喜びは、それが私の中に生きている間だけ意味をもつ。認識の真理内容は、この喜びから独立して、その意味を保っている。真理を把握するとき、魂は価値を内包している何かに自分を結びつける。そして、この価値は、魂の感覚内容とともに消え去ることはない。 同様にそれは感覚内容と共に生まれたのでもない。真理として存在するものは、生まれもせず、消え去りもしない。決して破壊されえぬ意味内容をもっている。
神智学P.53
善なるものについても言える。
人倫=善は、それが性向や情欲、感情に支配されているのでなく、逆にこれらを支配している限り、これらから独立している。気に入ること、気に入らぬこと、欲求と嫌悪は個人の魂に属する。
自分の性向や好悪の感情を教化して、認識が教える義務に従うようになれば、その価値を感覚魂から受けとっているのではなくなる。永遠の存在とひとつになっているのである。
ですから
●平和について考え
他国の戦争をニュースで見た人の感情
身内の他殺体を間近で見た経験のある人の感情
マザーテレザの本に感動した人の感情etc.
それぞれが、同情を覚えたり憎しみを感じたとしても
悟性魂に上げる際には、
◆個人の感情から独立した意味を持たせることが大切なのです。
そして悟性魂を助ける為、真理を学ぶ必要があるのです。
|// 個人的感想 //////////////////////////////
自分の身近な問題には感情が邪魔になるのですが
それがシュタイナーにより
宇宙の起源から人間の成長や進化を勉強し、
その中の自分として考えることが出来るようになると、
大きな流れの中の一部分をどう改善するかや、
感情を超えて思考を働かせることができます。
学ぶことにより真理を感じとっていくのです!
「これが真理です」 と教られることはありません★
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【実践のイメージ】
体を鍛えること『忍耐』の大事さは、
先ほどの2人の例で一致していることがわかりました。
お互いに、言葉の上で違っても
都知事:体&感情を鍛える
作者 :体(動物的感情を含む)を鍛える
なのですから。。。私も同意見です。
実践面では、鍛えること=忍耐です。一旦、決めたことは
思う通りに上手く行かなくても・・・・
なんでやろうと悩みつつも頑張ってみる。
自分に原因があるんだろうと考えてみる。
相手が意地悪なのか客観的に観察してみる etc.
辛いこと。対人関係。恋。仕事。
何かに対して、決めたことは努力する。
やめないで、経験すること。
そこから得られる回路があるのです!(説明は省略)
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通常、自分の能力や未来に幻想を抱きたい願望が思いの他強く、
ありのままを受けいれ、改善することが難しいので、
シュタイナーの思想とタロットの共存でなかったなら
私の場合は、ありえなかったということがホントです。
私は、常に判断の間違いをタロットで予測して
よくない所は考え直すようにしたのです★
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しかし、人生が一度だけのもので、真面目に生きたり
道徳や倫理を守り忍耐してもナンの得もないという考えの人もいるでしょう。
でも、自分の感情のままに生きたとて決して幸せには辿りつけません。
それは、自分が望むように周囲も望んでおり、
|・自分が周囲の感情のままに動いてあげないのと同様に、
|・周囲も自分の感情のままに動いてはくれない理屈です。
それを、短楽的に考えれば
|力でそれを実行するしかない。
|一番強く、利口にならなければならない?
世界の混乱の中に、これらを見かけることが多いですが
問題なのは、自分の中の短絡的思想を発見すること!
人のことは誰でも見えるが、自分が見えないことが問題なのです。
実践の準備段階で
◆毎日5分でも良いから
何らかの出来事を他人の出来事であるかのように観察
してみると
「批判している対象と同種のことを平然としているものだ」
と感じます。
|・自分が周囲の感情のままに動いてあげないのと同様に、
|・周囲も自分の感情のままに動いてはくれない
感情に走ると、渇望して次々と新しいものを求めてしまう。
たやすいものにばかり依存し、探しているものは何処にもない。
依頼心は、満足することを知らないのです。
|それが怒りやあきらめに変化していくのです
|■色々と実践した結果、私・・・//////////////////////
幸せとは、自分自身の心の問題であることが分かりました。
あるアーティストが、昔
「寂しさが何処からくるのか分かるまでさまようつもりなの」
という歌詞を書いたが、
自分の渇望が原因であると知っていて書いたのか、
知らないので「そんなアテのない事を・・・」という感情で書いたのか
本人に、聞いてみたいと思います★
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幸せになるには、自分の心が最高と認めるものを
世の中に見出すまで辛抱強くあきらめないこと。
自分の運命と向い合ったうえで、運命を構築していくこと。
受けいれると決めたなら、腹をくくって一生懸命にすること。
運命学で生まれつき得られていくものと得られないものが読めます。
運命には意味があり、自分の領域という必須の事項があります。
自分の感情のままに進むと、運命は予定された中で進み
予定の領域からでられない。
逆に言うと、
人間は自分が変わることにより運命を変えられるということです。
別の言い方をすると、
自分を動物状態から解放し、感情を超えた判断をしていくこと!
判断を高めれば高めるほど納得できない不運は起こらなくなる!
実際、文句ばっかり言ってる人を見てみてみよう・・・☆
大変に難しいし、無知で弱い人間は失敗する。その失敗を生かすこと!
出来るまで何度も失敗できる機会はあるから。
感情を満たすためだけに生きていては幸運は来ない!
世界も世の中も自分も周囲も失敗だらけの毎日ですが、
可能性を信じてください。
厳しい世の中、甘ったるいことを言っているように思うけれど、
信じている限りは進歩が出来るから。
■最後に、以上のことから
タロットを読むのに感情に依存していては無理な理由が理解できるでしょう。
悟性が感情に追随していては読みようがないのです☆
Ohenji Guest Book~☆
>>>> マガジンの感想・心境にお返事いたします!
●引用したシュタイナー書物/イザラ書房
シュタイナー選集 第1巻 神智学
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか
■ルドルフ・シュタイナーとは■
1861-1925年。
教育学・医学・農業・建築・社会論などの分野に
業績を残した哲学博士です。
単なるカルトおじさんではなく、ヨーロッパでは
教科書にも乗るほどの人ですので、安心してお読みください。
*;*;+*+ *:*’*+
|●実践経験&素直な言葉
|<<足し算の思想>>
悩んでいる人は、無意識に
自分の力以上のことを望んだり
完璧を望んでいる場合が多いです。
だから100を完璧として引き算して考える、もしくは
今を100としたら今後一切のマイナスは受けいれ難いのです。
しかし100を基準にしないで、
0から足し算で考えると違った印象になりませんか?
上司とソリが合わない・・・仕事がやりにくい・・・・
給料が安い・・・恋人がつまらない・・・etc.
色々あるが、どの道、自分の力以上のことはできないのです。
(出来るのだったら、とっくにやってる)
ここで状況の悪さを引き算ばかりしてグチってても良い事ない!
出来る部分を強力に発揮しようとしたり
足し算で勝負する気持ちをイメージすると
気持が弱くなる・嫌になるのを防げます。
事実、上司と合わずに暗くなり仕事に低迷し
余計に、いずらくなり持ってる力も出せずじまいの人が、
足し算の考えで、開き直った例は多々。
実際、ないものをぼやいてても仕方ないと思わなきゃ☆
「それじゃ貴方は100を手に入れるに足りる人なん?」と、
ぼやいて占い依頼してくる若者?に言っております。
「心配せんでも、どうせ何やっても、まだまだ失敗するって。
どれだけ経験してきたの?100を得られる努力したの?」
良い意味で、”まだ成功できなくて当然” だと思って
好きなことをナンでも一生懸命にやってごらん☆
今から足し算していけば良いんだからネ!
若者じゃなくても、そういう初々しさが大事だよね。
■マガジンの感想・心境にお返事いたします!
Ohenji Guest Book~☆
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|●シュタイナーの言葉
人は誰でも
はじめは自分の感覚や衝動の中から 取りだしてきたものを
真実だと思おうとする
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