雪の重さに耐える愛する心

シュタイナー実践、気づけば30年間近「マジか?」

世界観の経過

★2003/11月号★雪の重さに耐える愛する心 ■□■□■
タロット&神智学の智恵
【世界観の経過】
素直な喜怒哀楽【誘惑の季節】 *:・°
シュタイナーの言葉 ☆彡
後記・・・
おしらせ
□■Active Tarot Reading☆

お忙しくしておられますか?
そろそろ来年のこと&年内の仕事に追われる毎日でしょう。
私達、いつも時間はないものですものね。
あるようでいて、大切に過ごす時間は少ない。。。
自由に考えることの出来るユトリの時間は、多分ホンの少しでしょう。
それでも、あなたの大切な時間を少し分けてくださり
『雪マガジン』と共に思考の世界へお付き合い下さる☆あ☆な☆た☆
12月号では雪マガジン購読の方だけに特別なプレゼントを企画中!

|●タロット&神智学 の智恵
|【世界観の経過】

.....
私達は、学問的に心理・心魂を探求する機会はなく
それらに携わる方々の発見や主張に自然に溶け込みリードされています。
TVや世の中の傾向・教育や社会の影響が大で、
知性ある偉い人の言う事、教えられる事に依存していますね☆
(それは、ある意味、仕方ないよね。)
今回は、神智学の紹介より、人間の心理・心魂について
世の中にある、世界観の経過を経験してみて、
何が、どうなっているのか・・・
自分は、どう考えているのか・・・感じてみれればと思います。
お付き合い、宜しくお願いします☆

信じられない事件が続発し、ニュースを見る度、
「世の中、どうなってるのかね!」と思いつつも、
自分は犯罪を犯したり、破滅の可能性のある不道徳的はしまいと、
知性や教訓を持ち、抑制して過ごしています。
けれど自分の中にも、間違えば歪んでしまう心の矛盾や
横道にそれる不安は常にどこかにありますよね。また、
「あきらめ」や「依存心」という無力感も苦しいもので、
生きていく限り、もっともっと輝いていたい!と思いますし、
好きな人には、特に、いつまでも輝いていて欲しいと願うものであります☆
私達は、輝くために何を必要とするのでしょうか?
心理学者・生理学者・脳外科医は、心を救ってくれるのでしょうか?

紀元前1世紀に書かれた仏典には、
ギリシャの叡智と弁証法を具えたミリンダ王と、
原始仏教の見方を受け継ぐ賢者ナーガセーナとの対話があります。
王はインドの賢者の前に現われ
「人はあなたを何者だと認識しているか」と問いました。賢者は
人はナーガセーナと呼んでいるが、それは名前にすぎません
と答えます。
そして、偉大な王に、どうやってここまで来たのかを尋ね、
「馬車で来た」と答えた王に、馬車についての説明を求めます。
『轅(ながえ)が馬車ですか?車輪が馬車ですか?車体が馬車ですか?』
「違います」と答える王。
『それなら貴方の馬車とはなんなのですか。
 それは馬車の様々な部分に関する1個の名前にすぎません。
 ギリシャにおける、ギリシャ哲学における偉大な能力を獲得した王よ、
 貴方は馬車の各部分の関連を考察して、名前以外のものに至れなかった
 ということを理解しなくてはなりません。貴方は、人間の各部分を
 つなぎ合わせている存在なのです。』とナーガセーナは言いました。

紀元前4世紀アリストテレスプラトンは、

人間は、心と体の2つからなっているという近代科学の考え方でなく、
人間の本質は、身体(ライブ)、心魂(ゼーレ)、精神(ガイスト)の
3つに分かれており、生物には物質に霊魂がつけ加わるのであり、
生物には成長を司る植物霊魂が、動物には更に知覚と運動を司る動物霊魂が、
そして人間にはその2つの霊魂に精神作用を司る理性霊魂が加わる

と考えました。
そして『人間のみが数学を学べる』という言葉で示しました。

偉大な天文学者ケプラー(1571-1630) は...
孤独な研究室で得られた法則は、外的な自然の出来事に適用されうることを

『ひとりで研究室にいて、円と楕円について考えたあとで空を見上げ、
その思考と天空との一致を見出すのは、素晴らしいことだ』

と言いました。
それは!!
人間は動物霊魂のように単に進化するのではなく、
みずからの内で完結した法則を見出せ、
その結論を明日に送り込み自分の未来をみずから決定できる
独立した認識がある
と語ったのです。

けれど残念なことに....
19世紀の精神的発展に決定的に影響を与えた自然科学は、
心魂について1千年前に語られたアリストテレスのような
古い意味での心理学にはもはや同意できない、と
繰り返し述べてきました。
19世紀の自然科学の発見も近代心理学も存在しない18世紀に
既にホルバッハ(1723-1789)の著書『自然のシステム』で
人間は機械である」という見解も語られています。

時代は、悟性の時代へと移ってきたのです。

1908年にノーベル生理学・医学賞を受賞した偉大な解剖学者
メチニコフは、十億個の表象が交錯すると概算しました。

19世紀の自然科学は....
大脳皮質のある部分に傷があると、
ある種の精神的な表明が不可能であることを示し、そこから、
ある精神の表明は脳のある部分に限定され、
脳のその部分に依存している、という結論を出しました。
それは
「脳のある部分は言語の中枢器官である。他の部分は、
 他の能力の中枢器官である。このようにして、
 心魂を バラバラに解体することができるのだ」
と表現されました。

ダーウィン主義の倫理学者バルトモイス・カルネニ1821-1909は、

 1個の時計を取り上げてみよう。時計の針は進む。それは
 目の前にあるメカニズムによって生じることだ。時計が行う
 ことのなかに時計というメカニズムが表出しているよいうに、
 人間が感じ、思考し、意志することのなかに神経メカニズム
 全体が表明されている。時計の中に小さな魂(ゼーレ)が
 生きていて針を前に進めているということを受け入れがたい
 のと同様に、体のほかに心(ゼーレ)があって、思考、感情、
 意志を生じさせているということは受け入れられない。

というように自然科学者以上に明瞭に示しました。

ゲーテ的世界観の認識論要綱 P.70
 識別は悟性の働きである。悟性は分析し、分けられた段階で概念を固定する。これは、すべてより高い学問性のために必要な前段階である。個々の概念を包括する調和を求める前に、まず確定された
はっきりした輪郭をもった概念がとりわけ必要である。しかし私たちは識別の段階にとどまってはならない。悟性は事物を切り離して個別にみるが、事物の調和的な統一を求めることは人間の本質的な要求の一つである。悟性は識別する --原因と結果、機械と有機体、自由と必然、理念と現実、精神と自然等々。もしそれがなければ、世界はぼんやりとして輪郭の定まらない暗い混沌と見えることだろう。この混沌が統一として見えるのは、それが私たちにとって全く不確定のものであるからにすぎない。しかし
 識別は私たちの認識にとって必要な通過点であるが結末ではない。現実をただ単に悟性的にとらえる者は、かえって現実から離れていく。現実は本当は統一体であるのに、彼はこの現実の代わりに、人工的な分析から発生した多様性を据えるが、それは現実の本質とは全く無関係のものである。

SMAPの【世界にひとつだけの花】 に
「僕ら人間は、どうしてこうも比べたがる?」
というのがありますが、まさしくそれが悟性なのです☆


ほぼ公理となっている生理学の見解では、
生体組織が働くとき初めて私達が経験と呼んだ感覚と知覚像との
複合体が成立することをあげて(こむずかしくてゴメンナちゃい☆)
「知覚世界・現象世界全体、色彩・音・熱・寒暖等々は、
 私達の主観以外の何物でもなく、私達が世界の働きかけに対して
 感覚を開いている間だけ存在する意識内の表象である」としています。
意識は、脳神経のメカニズムからくる単なる主観であり、
 世界は未知であるとする見解に導きます。

また、別の専門家は、
思考や概念全体は、外界の写真に過ぎず、外界がなければ
無内容な空虚な”器”であり、外界がなくなれば何の意味もない。
私達は、目に見えるもの・外界のものを客観的に受け入れ、
自分で何も付け足さず、そのままに受け取るときにのみ、
客観的であるといえると説明します。
そうでなければ、主観になり不確かなものとみなされるのです。

正しく生きたいのなら、自分で何も考えないようにして、
目に見えるものだけを信じる、ある物をあるがままにしておく!
という世界観。
それでは自分が存在していると感じつつ、心や魂は未知のものとなります。

また
★意識は単なる主観で、脳のメカニズムが起こすことなのなら、
それを、さも正しいかのように語っている見解も単なる主観となり
自分で考えているようでいても脳の生み出すものであり、
自分自身がいると思っているのに、勘違いかもしれず、
まるで、マトリックスのような世界になってしまいますしね。
(アーティストはこういう所からもヒントを得ているのかも?)

こうして、私達は、今、とても奇妙な世界に生きています。

器用な私達は、ある時は自然科学の下につくられた
生体学や脳に基づく心理学を都合良く信じ、それらが
”どこにも発見されない”という、自分の「心」も確信しています☆
科学を信じるにせよ、魂を信じるにせよ、どちらにしても
『教義(ドグマ)』の支配を受けているのです。

■ドグマとは、事物を真に洞察することができず、
未知のものを主張することだけしかできないことをいいます。
シュタイナーは、ドグマには2種類あると述べ、
なかでも現在は『経験のドグマ』と呼ばれ以下のように説明しています。

ゲーテ的世界観の認識論要項 P.82
 啓示のドグマは、人間の視界からはずれている事物についての
真理を、何らかの方法で人間に伝え、その主張の根拠に達することができず、それが真理であると信じなければならない。経験のドグマも同様に、世界についての主張を立てているが、 根拠を見とおすことはできず、人間は単なる経験にとどまるべきで、変化を観察できるのみであるというように、、外側にあるものから押しつけられている。啓示のドグマは過去の学問を 支配していたが今日の学問は残念ながら経験のドグマに支配されている。

これらの状況の中で、
私たちは、自分の存在や生きている世界の不確かさを感じます。

自分自身も客観世界もあると感じるのに、
脳の生み出す主観かもしれないと思わされ・・・汗
逆の見解では、
客観世界は完全に存在するが、自分の思考や概念は不確かで
無内容なものであり、自分の考えを付け足せば付け足すほど、
客観性からずれていく。。。とされているのです。

■それでは、動物or脳人間 のどちらかが本性???
動物のように本能でタダ受け取る世界を築けば理想なのか!?
すべてが主観で無に過ぎないかもしれないという見解の中で、
どうして現実的な夢に向かって頑張ったり、仕事に苦労したり、
自分以外の人間を大切にする意味が持てるでしょうか。。。

この世界観では夢や希望が枯れていくしかありません。(;_;)
私達、無意識にこういう世界観に浸透されてませんでした?

けれど、考えてみてください。
★空を見上げるだけで天空の法則を発見するなどは出来ません。
自分で思考というものを付け足したからこそ人間には発見があるのです。

シュタイナーは、人間の内界を、理論的に客観的であると証明し、
それをドグマとして信じずに、
各自が自分の思考を通して確認してほしいと言っているのです。
その証明の為のアプローチを「思考」から切り開き、
動物が何千年と空を見上げても発見できず応用できなかった
自然の法則を、人間の思考が発見できること!ひらめき
思考は、世界(現実)と一致する「客観的内容のあるもの」で、
人間の中の内界(心魂)は、感情を超え思考に高めることで
現実世界に十分な影響を与えうるという”実際的な繋がり”を
実感できる新しい世界観の上に、未来を築いていこうとしたのです。
現実と心魂のつながりを実感することは、タロットにも大いに関連しますし
私達が真剣に生に取り組むには不可欠なことですよね☆

次回は、
具体的な思考方法や理論を活き活きとまとめる事に取り組んでみますネ☆
いっしょに、生きる意味を感じることに近づけたら嬉しいな!

|*1
初めてご購読くださった方、復習、神智学の基本イメージは
    (雪マガジン・バックナンバー2003/6/13、7/3)

●引用したシュタイナー書物

シュタイナー選集 第1巻 神智学
シュタイナー選集 第1巻 神智学
シュタイナー 心理学構義
シュタイナー 心理学構義
* 心理学講義/平川出版
ゲーテ的世界観の認識論要綱
ゲーテ的世界観の認識論要綱
ルドルフ シュタイナー, 浅田 豊/筑摩書房

■ルドルフ・シュタイナーとは■
1861-1925年。
教育学・医学・農業・建築・社会論などの分野に
業績を残した哲学博士です。
単なるカルトおじさんではなく、ヨーロッパでは
教科書にも乗るほどの人ですので、安心してお読みください。

*;*;+*+ *:*'*+
|●実践経験&素直な言葉
|<<誘惑の季節>>

都会のデパートやショッピングモールでは、
クリスマスの飾り付けで華やいでいるらしいですね☆
伊豆は、温泉にサンタを飾るわけでもなく、
普通に過ぎている気がします。。。田舎だからね。

皆さん、クリスマスは、特別な過ごし方をしますか?
家族がいる人は、ケーキやチキンを買って家族団らん。
恋人がいる人は、素敵なディナーの予約をしてあるのかな?

私は、クリスマスの思い出は特別にないなぁ。
いったい何をしていたのでしょう。
ただクリスマス・ツリーがとても好きで、いくつになっても飾っていましたが
大阪からこちらへ引っ越す際に、捨ててしまいました。
昔は実家が商売をしていたので、人間大の大きいツリーは嬉しかったなぁ。
特に恋人はいらないけど、ツリーがないのは寂しいネ。
ケンタッキーを予約したり、ケーキの予約をしたくても
足がなくて取りにいけないのも、クリスマスだけは残念やわ☆
「ケーキ、丸ごと食べれるんか。」って?
丈夫なので、3日くらいたったケーキでもお腹をこわしません(笑)。

あぁ、ところで、神智学は食物についても述べています。
ケンタッキーやケーキを食べてはいけないとは決して言っていませんが、
菜食主義であるほど、欲望に悩まされることは少ないようです。
格闘家の方が「恨みのない者をどつくには肉を食べないと・・・」と、
言っておられましたよ。。。。
またアルコールを止めると喜怒哀楽の波は穏やかになりますし、
人間の体の機能は、使えば使うほど優秀になるといいます☆
そういう意味で、菜食は、動物性の食事よりも消化に時間がかかる分、
体の機能を使いこなし、良いそうですよん。
だから吸収良くするために、人間が小さく小さく結合させ
簡単に必要な所に届いて効き目あるサプリ・・・というのは両刃の剣かも?
あぁ、でも・・・・
アミノ酸が肌に良いと聞けば、飲んじゃいたくなる。。。
忘年会などアルコールの季節でもありますが、アルコールについては、
「アルコールは、本来は自我が行うべきことを
アルコールに代わりに行わせることになる!
アルコールに自分を引き渡すことになる」・・・とあります。
たまには引き渡してみよっかなぁ~~と思うこの頃です☆

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|●シュタイナーの言葉

 生き生きとした方法で 真の学問が合流すると 宗教生活が生じます。
 宗教生活は学問も芸術も否認する必要はなく
 まさに 学問と芸術に向かって
 エネルギーのすべてと生命の現実性をもって努力するのです 

|★:*:-''☆:*:-''★:*:-''☆:*:-''★:*:-''☆:*:-''

    ・・・・・・・・・後記・・・・・・・・

1年中、ジーパンの私。。。
でも、寒くなってきましたので、着物生活をしようと
着物用の下着(?)や足袋を洗濯しました。
ウールの着物は着やすく、とても暖かいんですよ。

 発行人: Active Tarot Reading 佐藤 よし子

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