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個性を生かせる世界観

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★2003/12月号★雪の重さに耐える愛する心 ■□■□■

タロット&神智学の智恵
【個性を生かせる世界観】
素直な喜怒哀楽【お年賀グリーティング交流】 *:・°
シュタイナーの言葉 ☆彡
後記・・・

□■Active Tarot Reading☆


寒くなりましたね。
暖かいお風呂に入ると足がジンジンしちゃいます。
…….あぁ、とうとうクリスマスが来てお正月ですねっ。
最後の追い込みに(?)幸せに賑やかに過ごしたい気持ち分りますよ。
楽しく過ごせれば、なんとなく来年に続く気がしますものね。
私も、例外でなく、最後まで努力出来る所は頑張り、
来年につながる縁をつかんでおきたいものです!
そして! 年末は笑顔で、おせち作りを楽しみたい☆

|●タロット&神智学 の智恵
|【個性を生かせる世界観】

前回は

 1■魂(心)は脳メカニズムかもしれない
 2■客観世界だけが確かなものである
 
など色々な世界観や学者などの見解をあげてみました☆
めざましく発展した科学や知性をもとに芽生えた世界観は、
「客観(現実)世界だけが確かなものだ!」
「自分や自分の考えは不確かなもの」 という
発見の素晴らしさに反比例して、
やんわりとした自身(自信)喪失を植え付けた気がします。

シュタイナー心理学講義 P.13

  人間は子供のようであるかぎり、アリストテレスのように語る
  というのです。大人になり、科学を理解すると、子供の見方
  をやめるというのです。人間の中に一個のメカニズム以外の
  ものを見ない自然科学者の見解が、時計の比喩によって
  示されています。

「見えないものは分からないものだ。不確かなのだ。」と
言える人間でないとダメな気がしたり・・・
遅れている感じがしたり・・・。
既に、思考を付け足さず何でも現実を受け入れる社会は、
思考能力のない動物世界以上の弱肉強食の人間社会を築きましたし
すべてが主観の脳メカニズム世界観では、人間を実感しにくいです。

ダーウィン主義の倫理学者バルトモイス・カルネニ
 1個の時計を取り上げてみよう。時計の針は進む。それは
 目の前にあるメカニズムによって生じることだ。時計が行う
 ことのなかに時計というメカニズムが表出しているよいうに、
 人間が感じ、思考し、意志することのなかに神経メカニズム
 全体が表明されている。時計の中に小さな魂(ゼーレ)が
 生きていて針を前に進めているということを受け入れがたい
 のと同様に、体のほかに心(ゼーレ)があって、思考、感情、
 意志を生じさせているということは受け入れられない。

と、こんな極端な考えに、
ストレートに影響されることは少ないのですが、
「魂・心の実在が科学で確認できない」ことが印象づいてしまいますし、
科学者自身にも、兆候として、科学の発見が
社会的考えや世界観に反映される危険感を感じていた人もいました。
実際、近代科学の発見は、魂の実在に関して何も断定していませんし、
何も否定してはいませんよ。世界観の一人歩きに注意し、
どのように考えれば未来が豊かになるかを考えたいですネ☆


さて。。。。

私にも、ずっと矛盾に思っていたことがあります。
それは・・・
 タロットは小さい頃からやっていた。「好きです☆」
 けれど、ど~うしても「神秘」というのに引っかかりを覚えることたらーっ

神秘という言葉自体も、なんとなく嫌いだし、
タロットをやっているというと、すぐ霊感だのなんだの
訳の分からない話を嬉しそうに持ちかけられたり、
なんか・・・こう・・・・、知的なイメージがない。
かといって芸術家のような品位もない。(;_;)
私、狂信家の風貌が嫌いなんです。
でも、タロットをやってるということは、
少なからず神秘に関わってるのは間違いない。
でも、私の関わりは神秘じゃない。神秘と呼ぶな!
神秘好きじゃぁないんだ! みたいな・・・(笑)。

でも逆にネ、皆さん方の中にも、
自分は唯物論者じゃぁない。
魂とか宗教っぽい響きが嫌なんだ!それだけなんだよぉーっ。
・・・っていう人もいるよね?それ、きっと同じことなんだよねぇ。

「神秘主義」の概念にシュタイナーは、以下を加えています。

ゲーテ的世界観の認識論要綱 P.137 

認識を得ようとすると、神秘主義的器官(注)による経験のうちに、
概念による完璧な明るさをもたらす必要がある。けれど、
概念の明晰さを避けるために「内的」に逃避しようとする人間もいる。
彼らは、理念の光による認識を、感情世界の闇 = 理念によって照らさ
れていない感情世界 へと導こうとするものを「神秘主義」と呼んでいる。

な~るほど。私が無知で一面的でした。
概念の明晰さを避け内的に逃避しようとする神秘主義
私が、「神秘」を忌み嫌う原因を、ここに発見☆
神秘主義や宗教を漠然と上のようなものなのだ!と思い、
不確かで納得できない世界観だと感じていたのでしょう。
結局は、悟性の時代に生きる私たちにとっては
型にハマルことが一般となっているので、
当たり前として二者択一しちゃうのです。
私も貴方も、きっと例外でなく、そうしていたのですよぉ。
そしてピッタリ感じるものでない窮屈な思いは常に残るのですしょんぼり

神殿伝説と黄金伝説 P.145
 
すべての生命は固定した形態の中では死滅するしかありません。
しかし今や、人間が自分で、死せるものに生命を与えなければ
いけない時がきたのです。それは既成のものに頼らずに、自分で
形態を創り出す–自ら構築するのです。

たまたま客観世界に、ピッタリと感じるものを見出した人はラッキー。
しかし見出せない人は、行き場がないと感じるのが現状。
すべての生命は固定した形態の中では死滅するのですから。
特に、魂が重要視されない唯物的世界観が身についていれば、
確実に目に見えるもの以外は不確かと判断するんだもの。。。
自分自身に自信が持てませんし、
中身を充実させる為に頑張る意味が持てません。
でも本当に、それで良いのかなぁ?
既成のものに頼らずに、自分で形態を創り出す
それが今後の人生に重要な考えでは?

>>考えてみて頂戴

動物は、空を見上げても
そこから法則を発見して未来に活用する事は出来ません。
人間は、研究室で得た結論の証明を客観世界で得ることができます。
発見した法則や研究室で得た理論から発明をすることもできます。
思考は、内界であり目に見えないにも関わらず、何よりも
客観的力をもつ強力なものだと納得できるハズ!
観察と研究という思考を、精力的に重ねるなら
必ず、どんな分野も切り開けます。それは論理的にも納得でしょ。
正しい観察と研究をもって継続される「考え」は
『単なる主観でなく客観(現実)』なのです。
プラス自分自身の実感である『』と親和するものに取り組めば、
内界と=外界にする為の架け橋が出来あがりっ
喜びを伴った努力の誕生.人生の企画書ですねっ。

それをシュタイナーはプロメテウス伝説を例に述べています。

神殿伝説と黄金伝説 P.52

プロメテウスとは「先に考える者」、エピメテウスは「後で考える者」を意味します。ここでは後で考える人間と先に考える人間という形で、人間の二つの思考活動がはっきりと分けられています。
後で考える人間は、すでに世界にある事柄を自分自身に作用さ
せてから考える人です。まず世界を自分に作用させて、そして後で考える思考の事です。人間は今日なお主としてエピメテウスのように思考しています。
しかし、すでに存在するものを自分に作用させるのではなく、未来
を創造し、発明する者、発見する者である限り、人間はプロメテウスであり、先に考える者なのです。もし人間がエピメテウス的であったなら、決してさまざまな発明はされなかったでしょう。発明はまだ存在しないものを創造することによってなされるのです。まず最初に思考内容があり、そしてその思考内容が現実に移されるのです。これがプロメテウス思考です。

■古代~悟性の時代に移り。。。

不確定のものを混沌として見る時代から
もっと、よく知りたいと思うようになり、
原因と結果、機械と有機体、自由と必然、理念と現実、精神と自然etc.
として、便宜的にバラバラに分解して研究してきました。
けれど、調和的な統一を求めることは人間の本質的な要求です。

単なる悟性にされ、意味を失ってしまったものを、
それぞれが自分の分野に応じて、自分の中で、
科学において、芸術において、人間において、すべての分野において
再び、意味ある(魂ある)体験にすること –
調和的な統一を求めること – 。それがこれからの課題です。

1ヶ月ほど前に、野球の野村監督(元ヤクルト・阪神、現シダックス?)が、
ピッチングについて話しているのを聞きました。
「それは、難しいことでね・・・」から話し始め
「腕の角度も足の踏ん張りも体重移動も大事やし、
 でも一番難しいのは、そのバランスなんや。口では言えん。」って。
手の動き、足の動き、体重移動。。。それをバラバラに研究したとしても
知性だけでなく、最後に統一的に機能しないといけませんよね。
それ全体をピッチングというんですもん。
それが機能するまで体で覚えるのは、意欲や情熱しかありませんね。

タロットでも、そうですよん。
月カードは、嘘、秘密、曖昧さなど個々の意味が出ていますが、
嘘も秘密も曖昧も、くくってしまえば「ひとつのそういう心の状態」でしょ?
本来は「月」としてのイメージは「ひとつのそういう心の状態」なのです。
そこから、”まぁ、例えろというのならぁ~”と言った感じで、
いくつか、思いつくものを挙げているだけです。
こういう形式が解説本になる時代の前は、口伝えだったはず。
本来は、月そのものから「実際的予想」を引き出したいのです。
だから、最後には個々の意味から、その全体に統一し
本来の「月」のイメージを体験するのが最も「月」に近いことです☆
そうしてあげると、月は私の中で生命を得たように活き活きとします。
その体験を実感できるまで占いに携わるかどうかも意欲や愛着です。

プラトンBC427-BC0348は『人間のみが数学を学べる』と示したと
前回、書きましたが、
◆世界的な数学者の秋山 仁(あきやまじん)先生は語っています。
|引用___、情報教育セミナー ——————–

 宮沢賢治の教え子は、元気であればもう90歳を過ぎている。しかし、
 70歳になっても90歳になっても『いまだに賢治先生の授業はよくお
 ぼえている!感動的だった』と目を輝かせる。一体何が始まるんだ
 と心を惹きよせ、作業させ、考えさせ、体験させ、最後に『なるほど』
 と発見、納得させた。授業の4割近くが生徒自身による思考や体験に
 当てていたようだ。
 マイナス×マイナスはなぜプラスなのか?そこにつまずく子ども
 も多いのに、教師自身がなぜなのか知らず、また、考えたこともなく、
 そうなのだと信じているだけではマズイ。なぜだろうと考えることや
 考え方を鍛えることが、多くの人が数学を学ぶ本来の目的のはず。
|————————————————-

と。

科学も今後、もっと進化していくでしょう。
けれど、人間も今後、もっと進化していくはずです。
だって人間業があってこその科学の進化でしょ☆
人間が思考を停止すれば、科学の進化も社会の進化も終わるでしょう。
物質・悟性・現実に対し、自分の右脳と左脳の認識能力の全てを使い、
個性的にまとめあげる努力を、気に入りましょう。
私たち、1人1人がとても大切な存在なのです。
他の誰かには出来ないことが出来るのですから!
現実世界を切り開くのに、人間の技能と英知は不可欠。

それをヒントに、新しい年を一新できればと思います。
内気な貴方も、弱気な貴方も、40になっても50になっても!
思考錯誤と観察を続けた貴方には、恋でも仕事でも夢だって、
叶わぬことない発見が待っているでしょう・・・・・☆
貴方らしく….私らしく….お互いが生かせる….そんな

*注:—-「神秘主義的器官」とは。。。——————–
認識とは、脳が司っていますね。
その脳の能力の一部にある、現在、余り使用されていない認識器官で
五官の伝えて来る情報から、単純に色彩や音楽を認識するような
一般的に使っている認識以外の情報を引き出す部分と考えます。
専門職にある方は、洗練されて磨かれた能力がある場合ありますね。
——————————————————–

●引用したシュタイナー書物
神殿伝説と黄金伝説―シュタイナー秘教講義より
神殿伝説と黄金伝説―シュタイナー秘教講義より/国書刊行会
シュタイナー 心理学構義
シュタイナー 心理学構義/平川出版
ゲーテ的世界観の認識論要綱
ゲーテ的世界観の認識論要綱
ルドルフ シュタイナー, 浅田 豊/筑摩書房

■ルドルフ・シュタイナーとは■
1861-1925年。
教育学・医学・農業・建築・社会論などの分野に
業績を残した哲学博士です。
単なるカルトおじさんではなく、ヨーロッパでは
教科書にも乗るほどの人ですので、安心してお読みください。

*;*;+*+ *:*’*+
|●実践経験&素直な言葉
|<<お年賀グリーティング交流>>

私の心のメイン・メルマガは、雪なんですよぉ。
タロットは覚えようが関心なかろうが、どっちでも良い・・・というか、
基本的な生活とか考え方がチャント定まらないと、結局の話、
タロットも欲と依存の対象にしかして貰えないんだよねぇ。
なんか、それは悲しいんですね。
雪の重さに耐える愛する心を持ち続けたいと思っているんです。
こういう発表の場を与えて頂けて、
その上、購読して頂いてる幸せを感じています☆ありがとう☆

え~っと、そんなこんなで
 ☆雪マガ購読者さまに対しての特別企画は☆

  1/1~1/3の期間に、わたくし宛に『年賀グリーティングカード』
  で新年のメッセージやご感想を下さった方全員に、
  ★2004年ワンポイント・アドバイス★ を付けて
  貴方が下さったグリーティングサイトからお送りいたしますぅ。
 ■本名も生年月日も必須じゃありませんからお気軽に!
 ■絶対に『雪読者』だと分るように書いてネ!■
 
無料でグリーティングカードが送れるサイトは色々。。。
どのサイトからでもOK!(当日に送らなくても予約配信可)
ただし送り返す為に、会員登録させられるサイトは嫌でっす。
(例)
@Nifty
  https://greeting.nifty.com/
お年玉くじ付き電子年賀状(20日20時よりOpan)
  https://www.nenga.co.jp/

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|●シュタイナーの言葉

  人類は 自分自身に頼らざるをえないのです

  人類は 自己の魂のなかに 自分自身を導くための

  真実の光を求めなければなりません

★:*:-”☆:*:-”★:*:-”☆:*:-”★:*:-”☆:*:-”

    ・・・・・・・・・後記・・・・・・・・

正月は、思う。どこに行っても伊豆は、混雑・・・
なぜリゾートに住んでいるかと。。。。
お正月は、どこか別の所で過ごしたい。
閑静な都会で過ごしたい。
そこで自分で作った「おせち」をつつきたい。
だって「おせち」大好きなんだもーん。
 かまぼこ、酢ごぼう、菊花大根、だし巻き卵、
 しいたけ甘煮、里芋、数の子、京人参、酢れんこん、
 紅白なます、れんこん煮、にしんの昆布巻きetc.
あぁー、それにお雑煮も、たまりませんねぇ~。
正月に、「おせち」はいらない「ハワイ!」
・・・なんていうのは絶対に反対っ。

========
 あなたのお正月は?
======== クリックしてね。
1.やっぱり海外でしょ☆

2.いえ、いえ、お家でおせち

3.リゾートでお正月だよん

4.正月は伊豆に行くよ~ん

5.決めてないんだよねぇ

 発行人: Active Tarot Reading 佐藤 よし子

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